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世界卓球蘇州大会WEB速報

●男子シングルス3回戦
水谷 ー4、ー9、6、4、ー10、9、11 鄭栄植(韓国)
丹羽 ー8、ー2、7、3、6、3 江天一(香港)
樊振東(中国) 7、9、10、12 金ミン鉐(韓国)
ガオ・ニン(シンガポール) 6、9、11、ー5、4 陳衛星(オーストリア)
許シン(中国) ー5、ー8、2、9、5、7 シバエフ(ロシア)

水谷隼、昨日のカルデラノ戦に続き、まさに薄氷を踏む勝利。第7ゲーム7ー10からの逆転勝ちで、ベスト16進出!

試合後、「99%負けている試合でした。たまたま1%が来ただけです」と語った水谷。鄭栄植は水谷のしのぎに対する連続フォアドライブにミスがなく、彼独特の技術である前陣で叩きつけるようなバックハンドも随所に見せた。ゲームカウント2ー2の5ゲーム目、水谷が中盤でリードし、9ー7、10ー9とゲームポイントを握りながら逆転され、苦しいムードが漂った。

最終ゲームも5ー3のリードから5ー8と逆転され、7ー10で相手のマッチポイント。しかし、水谷はこう考える。「6−8で自分が打ってほとんど戻っていなかったのに、あきらめずに相手のブロックを返球して7−8。最終ゲームでそういう点数があって、それがなかったら5−10くらいになっていた。あきらめない気持ちが7−10につながっている」。そして7ー10から4点連取で11ー10とし、12ー11の2回目のマッチポイントで決めた。

 一方、その水谷の試合を、自分の試合前にずっと見ていたのが丹羽。「水谷さんの試合をずっと見ていたら見事に足が止まってました。すごいなと頭は興奮してましたけど(笑)。2ゲーム目も2本で負けて集中力がどこかにいってました」。相変わらず大物感漂うコメントだ。江天一との対戦では、ゲームカウント0ー2からベンチの倉嶋監督のアドバイスで、ゲームごとにチキータのコースを変え、待ちを絞らせないようにして優勢に立った。丹羽のチキータの回転量は本当にすごい。相手の出足が一瞬でも送れると、ほとんどオーバーミスになる。
 明日は樊振東(中国)との対戦だが、「世界の経験があまりないので、そこを突ければチャンスはある」と丹羽。「さっき森薗/大島の試合を見て感動したので、ぼくもそういう試合をしたい」。
  • またも大逆転勝ちの水谷

  • 勝利を決めてガッツポーズ!

  • 3ゲーム目からは江天一を完封、丹羽孝希

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※上記リンクは2015年4月時点のものです。