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世界卓球蘇州大会WEB速報

●男子シングルス4回戦
樊振東(中国) 5、ー12、2、2、9 丹羽
フランチスカ(ドイツ) ー7、ー8、8、6、9、8 コウ・レイ(ウクライナ)

世界ランキング4位の樊振東に挑んだ丹羽は、1ー4で敗れた。誰もが手こずる丹羽の回転量の多いチキータを、フォアのカウンタードライブで狙い打つ樊振東。逆に樊振東のチキータと、独特の上から叩きつけるように振り抜くバックドライブが、厳しいコースに飛んできた。第4ゲーム2ー9からは、丹羽のブッツリ切った横下回転のバックショートを、樊振東が打球点を落とし、ネットの外からフォアストレートに打ち抜いた。観る者をあぜんとさせるスーパープレーだった。

「サービス、レシーブの差があった。あのチキータ対策をしたけど、やはり難しかった。ちょっとオーバーミスしたりしてラリーにならなかったです」と試合後の丹羽。「収穫はなかったですね」と言い切った。「シングルスはシード通り勝てたけど、自分よりも上のシードの選手にどうやって勝っていくのかを考えていきたい。中国の質の高いボールを台から下がらないでさばいていかないといけない」(丹羽)。

 馬龍は朱世爀の反撃をブロックでシャットアウトし、フルスイングのパワードライブで攻略。朱世爀は第4ゲーム、早めにフォアの反撃を仕掛け、取り返したのがせめてもの意地だった。ドイツのフランチスカは帰化選手のコウ・レイを破り、うれしい初のベスト8入り。先輩のオフチャロフが去った世界戦を盛り上げている。
  • 丹羽孝希は2大会連続のベスト16

  • 樊振東は丹羽の速攻にも動じず

  • 初のベスト8入り、フランチスカ

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※上記リンクは2015年4月時点のものです。