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世界卓球 蘇州でスマング! 速報
※スマッシュと見せかけてロビングする高度で無意味な技術

許シン、最終ゲームで背面打ちを披露した。しかも相手の速いドライブに対してだ。
ところが相手の方博はまったく意に介さずに打ち返し、何球か続いた後に方博が得点した。

あれだけ速いボールに対して背面打ちが入ったのを見たのも初めてなら、背面打ちを打ち返したのも初めて見た。

よほどいつもやっているのに違いない。でなければあんなボールに反応できるわけがない。卓球選手は相手の動作を見ながら予測して打っているからだ。

人間の単純反応時間の限界は0.2秒と言われているが、卓球のラリーではそれより短い時間での反応を余儀なくされる。それを可能にしているのは予測だ。

面白い実験がある。『ところさんの目がテン』という番組で行われた実験だが、暗い部屋でボールと卓球台とネットだけ光らせて相手の姿が見えない状態でラリーをすると、試合どころか普通の練習用のラリーさえ難しく、コースを変えたりすると反応できず返せないのだ。元全日本チャンピオンの岩崎清信がである。

だから、卓球選手は決してボールの動きだけを見て反応しているわけではないのだ。
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※上記リンクは2015年4月時点のものです。