超人的ラリーとはこのことだ。
これにくらべれば丁寧vs劉詩ウェンはまだ人間の試合だった。
見たこともないラリーが繰り広げられている。
台から何メートルも離れてるのに、許シンは床上30センチほどの打球点でサイドラインの真ん中あたりに鋭角に入るドライブを入れ、樊振東がさらに張継科のバックサイドを切るドライブをすると張継科はあろうことかバックハンドでネットの外から頂点のないドライブ。
なんだこれは。これが卓球か?
そしてこのラリーを会場のモニター画面で見ると、残念ながらその凄さが全然伝わらない。まったく伝わらない。カメラ位置が高いからだ。なんともったいないことだろう。ときどき出てくるフロアカメラのスロー再生ではアップでボールを追っているので、肝心なところが映っていなかったり見にくすぎて凄さが伝わらない。
もう一度書く。なんともったいないことだろう。