昨夜も一昨日の夜と同じ韓国料理店に入ったが、店に入るなり頼みもしないのに正体不明の女性が席にやってきて勝手に座った。写真では伝わらないがちょっと丁寧に似た人だった。筆談によって、どうやら韓国語を話す中国人であることはわかったが、酒をくれと言うので飲ませてやるとどんどん酔っぱらって酒をこぼしたりグラスを倒したりで、なんだかめちゃくちゃな感じであった。
昨夜から怪しい店だとは思ったが、昨夜が人手不足なのであって、実際はその印象通りの店なのであった。
丁寧が優勝した夜に現れた丁寧似の酔っ払い女性。
何か因縁めいたものを感じたが、もちろん何の意味もないことであろう。蘇州の夜はとりとめもなく更けていくのであった。