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ジャパンオープン・荻村杯2015

●女子シングルス予選トーナメント2回戦
劉斐(中国) 9、4、6、6 加藤
若宮 ー5、11、9、7、10 ドルギフ(ロシア)
佐藤 7、2、ー9、8、1 黄怡樺(チャイニーズタイペイ)
森薗 8、ー5、ー14、7、10、9 ツォン・ジェン(シンガポール)
李皓晴(香港) 10、ー10、10、5、10 森
平野美 5、3、1、3 李スル(韓国)
陳思羽(チャイニーズタイペイ) 4、7、9、9 丹羽

女子シングルスも予選トーナメントが終了。日本勢では若宮、佐藤、森薗、平野美の4人が決勝トーナメントへ勝ち上がった。

カットの佐藤は、安定感抜群のバックカットと正確な前後の動きで、ベテランの黄怡樺に攻略の糸口を与えなかった。第5ゲームは10ー0までリードを広げる圧勝。きっちり本選に勝ち上がるあたり、地力はついてきている。森薗は中国からの移住選手で、超級リーグでのプレー経験もあるツォン・ジェン(曾尖)に競り勝った。世界ランキングを25位に上げ、厳しい立場とはいえ、リオ五輪への選考レースに名を連ねている森薗。このジャパンオープンでは相当なプレッシャーがかかるはずだが、試合終盤でも無理な強打をせず、相手の立ち位置を見極めたカウンターブロックなど、終始冷静だった。価値ある1勝だ。

平野美宇は、韓国の若手を全く寄せつけず。世界選手権後に腰を傷めたという平野、今大会は大会直前に女子ダブルスの出場を回避したが、かなり回復してきているという。「以前は試合前になると、負けたらどうしようとか考えたり、緊張してしまっていたけど、世界選手権で思ったより緊張せずに楽しく試合ができた。だから世界選手権が終わってから、試合でも緊張しなくなりました」(平野)。世界の大舞台が15歳の平野を成長させた。いや、潜在能力を引き出したと言うべきか。
  • センターコートで快調なプレーを披露した平野美

  • しっかりセルフコントロールができていた森薗

  • 平野美の会見はたくさんの報道陣を集めた