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ジャパンオープン・荻村杯2015

●男子シングルス決勝
許シン(中国) −9、2、12、7、7  吉村真晴(日本)

 1ゲーム目の出足で5−2とリードする吉村。ラリーになっても対応している。7−4、8−5から8−8に追いつかれるが、2本サービスエースで10−8、レシーブエースで11−9で第1ゲーム先取。

 第2ゲーム、許シン3−0と出足でリードし、一気に8−1まで離す。このゲームを11−2で許が取り返す。

 第3ゲーム、2−2、4−4、5−5の一進一退。ラリーで決めて吉村7−5のリードしたが8−8に追いつかれ、10−10から吉村の3球目攻撃が決まり11−10。次のラリー中の浮いたボールをミスして11−11。最後は14−12で許が連取。次第に許は吉村のサービスの球種を読んできている。

 第4ゲーム。許が3−1リードで、ベンチの倉嶋監督がタイムアウト。4−4に吉村追いつくも、7−4で再び許リード。8−5、9−5、9−6、9−7、許がラリーで驚異的な動きを見せ10−7でゲームポイント。最後は許のサービスエースで11−7で優勝に王手をかけ、吉村は後がない。

 第5ゲーム。ラリーになってからの許のボールの威力に押されるように吉村に打ちミスが出てきた。攻撃も決まり挙が3−0でリード。1ゲーム目に効いていた吉村のサービスを多少浮いたとしてもミスなく返す許。ラリー戦で中陣、後陣から盛り返す許に、次第に焦りの見えてきた吉村。
 6−1から6−3になったところで劉国梁監督はタイムアウト。ここで一気に勝負に出るか。7−3から吉村粘り7−7に追いつく。許のサービスで9−7、最後は11−7で許が優勝を飾った。
 優勝の瞬間もベンチに帰るときも許に笑顔はなかった。納得いかない試合だったのか。それだけ吉村が苦しめたと言うことだろう。吉村は大健闘。優勝はならなかったが、世界に、そして中国に「YOSHIMURA」をアピールしたジャパンオープンだった。
  • 許シンと真っ向勝負、敗れたとはいえ見事なプレーだった

  • 体は絞り切れていなかったが、許シンのフットワークはやはり驚異

  • 吉村、敗戦後のベンチ

  • 許シンはワールドツアー11大会目のV