●男子シングルス準々決勝
黄鎮廷(香港)2、7、3、8 張禹珍(韓国)
今大会、2度も張継科を破った張禹珍が為す術なしだった。
黄鎮廷の裏面のコースが全く見えず、張禹珍は後手にまわった。裏面チキータがどっちにくるかわからず、回り込みも一歩遅れ、フォアに打たれたらノータッチ。
ラリーでも裏面で打たれると張禹珍の足が止まり、明らかに打球を追えていない。
なんとか展開を変えようと、フォア前へサービスを出したり、フォアへツッツキを送るなどしたが、フォア前は強くフリックされ、フォアの打ち合いでも黄鎮廷が上だ。
フォアが弱いペンドラなどいない。
張継科から何本もエースを取ったロングサービスも裏面ドライブで狙い打たれて、万事休す。コースがわかりづらい裏面打法、それだけで野生児・張禹珍は封じ込まれた。