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アジア選手権2015速報

●男子シングルス3回戦
廖振珽(チャイニーズタイペイ) 9、7、-8、7、-9、4 森薗
江宏傑(チャイニーズタイペイ)10、-7、-8、-9、9、7、6 丹羽
チェ・イル(北朝鮮) -5、6、-9、8、-6、9、8 吉村
張禹珍(韓国) -8、4、-11、-7、10、5、10 村松
大島 7、8、6、-11、6 グナナンセカラン(インド)

男子シングルス3回戦は波乱の結果となった。
丹羽、吉村、村松の3人がゲームオールの激戦に敗れ、続いて森薗も4-2で敗れてベスト32止まりでコートを去った。

丹羽はゲームを優位に進めながら、中盤〜後半に追いつかれてしまう展開。
「リードしても追いつかれて、そこで強気にロングサービスを出されて入れるだけになってしまった。自分の得意なパターンにさせてもらえなかった。
 最近試合続きで、練習をやりこめていない。調子が悪く、ポロポロと負けてしまう。少しずつ調子を上げて試合で勝っていくしかない」(丹羽)

吉村はパワーのあるチェ・イルとの打ち合いの末、惜敗。サービスは効いているが、やはり肩の怪我のせいでラリーでの強烈な強さが影を潜めている。
「肩は痛いけど、今日はあまり痛くなかった。うまくバックストレートで攻めていきたかったが、バックの調子が悪くて、フォアの打ち合いになってしまう。相手が得意なパターンになってしまって、自分の得意なバックを打てなかった。まだダブルスが残っているので、メダルを獲りたい」

村松は本当に惜しい試合だった。5ゲーム目は10-6でマッチポイントを握っていたが、そこからの大逆転負け。最終ゲームは逆に6-10から追いついたが、最後は張禹珍のドライブに打ち抜かれた。
「5ゲーム目は勝ったと思って、相手も諦めていたし、自分の体が動かなくなった。そこで取られたのがかなりショックで6ゲーム目の前半も良いプレーができなかった。大事なところで勝てない。カットマンとして引き出しが少ないので、6・7ゲームと進むとやることがなくなる。正直、5ゲーム目までにぼくの引き出しは全部出しました。そこで勝てなかった、取れなかったのがショックで響いてしまった」

廖振珽のフォアフリックに先手を取られて自分の展開にならなかった森薗。
「サービスが切れなくて、全部打たれてしまった。技術力がない。自分の状態が良いのか悪いのか感覚がなくてわからない」

全員が1ゲームの重さ、1本の重さを痛感する試合だった。
調子の悪い選手もいる、そして怪我をしている選手もいる。
万全の調子ではないが、それでも最後まで戦った

だが、ひとり万全の調子で勝ち上がっている男が残っていることを忘れてはならない。
大島が日本男子シングルスの最後の砦となる。
  • 前陣の天才・丹羽は下げられてからが課題か

  • 森薗はパワータイプへの対応策を模索しなければならない

  • マハルサービスが効いていただけにラリーでのミスが惜しかった吉村

  • ひとり健脚飛ばす大島。まだまだ体力があり余っている

  • まさかの逆転負けにショックを隠しきれなかった村松

  • 最後は張禹珍のドライブに届かず。床に倒れ込んだ