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アジア選手権2015速報

●男子ダブルス準決勝
鄭栄植/李尚洙(韓国) -5、-9、12、5、8、8 森薗/大島  
樊振東/許シン(中国) 10、-9、6、5、9 丹羽/吉村

チャンス活かせず。
男子ダブルスは2ペアとも銅メダルに終わった。
2ペアとも勝負所でのミスが重なり、特に森薗/大島は試合を優位に進めながら、3ゲーム目を決めきれずにチャンスを逃した。

「最後はサービスとレシーブが乱れた。1台進行になったとき、こういう大舞台での試合はサービス・レシーブで決まる。サービスが出てしまったり、台上も狙っていきたかったけど、ミスしてしまう。世界選手権であれだけの試合をしたペアだから各国もすごく研究していると感じた。ふたりのフォア前に落とし、時々バックへ長いボールを送ってくる。それで大島がフォアで打てるチャンスが少なくなった。このペアは大島がフォアで攻めるペア、守備的になってしまっては難しい。
 この2人なら金メダルを獲れると思っていたので結果は満足できない。ふたりは経験と、そして大舞台の勝負所でのひらめき、勝負を仕掛けるアイディアがほしい。でも経験、経験とずっと言ってはいられない。そろそろ金メダルを獲ってほしい」(田勢コーチ)

五輪を見据えた丹羽/吉村のペアは中国の広角な攻めについていき、1ゲームを奪取。しかし、徐々に許シンがギアをあげ、強烈なシュートドライブを打ち込む。そしてクロスに待っていると意表を突いたカーブドライブでバックストレートを攻めてきた。

「丹羽/吉村は戦術的には勝っていて、あと1本のところだった。でも中国は後半にミスをしてくれない。吉村が戦術を組み立てて、コース取りと台上で先手をとっていたが、丹羽が決めきれなかった。
 ふたりはまだこれから五輪に向けてお互いを知る必要がある。丹羽も吉村も強力な変化サービスがあるので、レシーブも変化がついてくる。それに対してどこで待って良いのかがまだつかめていない。パターンができてくればもっと強くなるペアだ。この大会でいろいろな感覚を覚え、大舞台で中国とやり、手応えをつかんだはずだ。負けたが、今はこれくらいできると自信をつけたと思う」(倉嶋監督)
  • 大島が守備的になると苦しい

  • 3ゲーム目後半からイケイケモードに入った韓国ペア

  • 五輪に向けてコンビネーションを増やしていきたい丹羽/吉村

  • 許シンの強烈なフォア。中国は隙を見逃さない

  • 試合後、落ち込む大島。しかし全4種目よく最後まで戦った

  • 「金メダルを取れるペア」と田勢コーチの期待も高い