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アジア選手権2015速報

●男子シングルス準々決勝
許シン(中国) 4、-5、-7、6、7、4 鄭栄植(韓国)

一時はリードした鄭栄植。バックのカウンターで許シンのバック、ミドルを狙い、フォアで繋がせて、次球をオープニングのフォアへ叩き込む。鄭栄植のバックの打球点は早い。いくら許シンの足を持ってしても、オールフォアで動ききることは難しい。

そしてなんといっても、鄭栄植はフォア前の処理がうまかった。
バックのチキータはもちろんだが、フォアフリックで積極的に打ち、許シンをどんどん下がらせていく。
それでも許シンは必死に動いて、自分の展開を作っていき、食らいついていった。互角の展開だが、鄭栄植がおしている試合だった。

しかし、4ゲーム目からなぜか鄭栄植がフォアフリックを打たなくなる。あれだけ効いていたフォアフリックを打たず、大事にストップで対応する。中国相手にリードするとメンタル的に守りに入るのだろうか。それまでの積極性がなくなり、強気に点数を取りにいけない。

それを許シンが見逃すわけがない。ここぞとばかりにフォア前に集め、一発ドライブに結びつけていった。

あのままフォアフリックの作戦でいっていたらどうなっていたのかわからないが、フォア前に勝機アリ。対中国の可能性、中国のわずかな隙を示した一戦だった。
  • ラリーに強い許シンを崩すには台上の早い攻めだろう

  • なぜだ鄭栄植。フォアフリック作戦を途中で変更