スマホ版に
戻る

速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

アジア選手権2015速報

●女子ダブルス準決勝
平野/伊藤 6、7、9、7 姜華君/帖雅娜(香港)

なんという中学3年だろう。
好ゲームが期待されたが、いい意味での期待の裏切りだった。
前陣の天才・姜華君/帖雅娜を相手のフィールドで手玉にとって見せた。

台上の細かい勝負やラリーでも日本ペアが常に主導権を握り、相手の強烈なドライブにも粘り強くブロックで対応した。平野/伊藤は、ダブルスで重要とされるツッツキとストップのコース、精度が非常に高い。そしてふたりとも打球点の早いバックドライブをストレートへ打てるのが強みだ。どちらかがストレートへ打ち込み、チャンスボールを確実に決めていった。
右利き同士のペアだがフットワークが早いので、バックの二度突きをされても前陣ではじき返せるのも強さの秘密だろう。まるで交互にシングルスをやっているかのような素早い位置の入れ替えで、ラリーになっても台から離されず、常に前陣でボールを処理できている。

もうひとつの準決勝は陳夢怪我により中国ペアが棄権となった。これにより、平野/伊藤の決勝の相手はキム・ヘソン/リミギョン(北朝鮮)に決定した。
サイドを突くように広角に攻めてくる北朝鮮ペアは脅威だが、今のふたりには怖い者はないだろう。

さあ、金メダルを決めてくれ!
  • バックドライブで相手のフォアを厳しく攻めた

  • 試合巧者のふたりも自身のプレーができず

  • 金メダルまであとひとつ。ラストスパートだ!