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女子ワールドカップ仙台大会

●女子シングルス準々決勝
P.ゾルヤ(ドイツ)
 ー8、ー6、ー2、12、5、8、6 福原愛

 福原の相手は21歳、欧州期待の星ゾルヤ。
 福原は出足から激しくゾルヤを前後に揺さぶる。3−0とゲームをリードし、4ゲーム目、徐々に福原の揺さぶりに対応を見せたゾルヤ。もつれてジュースになり、12−11でマッチポイントを奪った福原だが、惜しくもこのゲームを落とした。
 3−2とゲームを追い上げるゾルヤ。6ゲーム目もゾルヤが7−2とリード。11−8とゾルヤが取り、ついに試合は最終ゲームにもつれ込んだ。流れは完全にゾルヤペースとなっている。
 7ゲーム目、福原1−2、2−2、2−4、ここで福原タイムアウト。3−4、3−5でチェンジエンド。5−5で追いつく。5−7。前半の前後の揺さぶりから連続強打で打ち切る作戦に替えた福原。だが6−8、6−9、6−11と敗戦を喫した。福原のボールに見事に対応したゾルヤ。最後はゾルヤがパワーで押し切る形となった。

「ドイツには彼女のようなプレーをする選手はいないので最初は彼女のバックハンドに戸惑った。でも試合中に慣れていくことに努めて、最後はうまくいった」とゾルヤ。

「3−0でリードして勝つチャンスはあったのにものにできなかった。相手が思いきって攻めてきた時に自分が守りになったのが最大の敗因です。自分の調子は悪くなかったけど、相手はもっと良かった。最近はずっと調子が良くて、対中国だけを考えていて、対ヨーロッパを考えていなかったのは良くなかった。地元の応援してくれた方には申し訳ないと思っています」と試合後の福原。
  • 福原、第3ゲームまでのプレーは完璧だったが……

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