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女子ワールドカップ仙台大会

●決勝
劉詩ウェン(中国)12、2、9、2  石川佳純  

 1ゲーム目、4−2、4−4、ここで20球ほどの高速ラリーを石川が制し、5−4、6−6、7−8、9−9から石川3球目ドライブが決まり10−9と先にゲームポイントを奪ったが、10−10、10−11、11−12、12−13と3回ゲームポイントを奪われ、最後は劉のカウンタードライブが決まり12−14で落とした。しかし、石川の思い切りの良い攻撃は光っている。

 2ゲーム目、いきなり0−6と離され、2−11とワンサイドになった。
 3ゲーム目、石川4−2、出足は悪くない。5−3、6−3、6−4、7−4、7−6になったところで石川がタイムアウト。8−9で劉のサービスエースで8−10。次に石川のバックドライブが決まり9−10にしたところで中国ベンチの孔令輝監督がタイムアウト。次を劉が取り、9−11。優勝に王手をかけた。

 4ゲーム目、0−2、2−8、最後は劉のバックハンドのカウンターが石川のフォアを襲い2−11。ワールドカップで4度目の優勝を飾った。劉の圧倒的な速さ、パワー、カウンターに石川は屈した。
 ストレートで敗れたとはいえ、1、3ゲーム目に石川はリードを奪い十分にチャンスはあったし、腕も良く振れていた。今大会、故障から立ち直り、見事なプレーを見せた石川に会場の観客は大きな拍手を送った。

「優勝は非常にうれしい。観客のみなさんありがとう。今回の大会は一戦一戦調子が良くなっていった。特に決勝の石川との試合はとてもハイレベルだったと思う。五輪レースに関しては今はあまり考えていませんが、これからまずは少し休んで五輪を目指したい」(劉詩ウェン)。
  • 石川、第1ゲームを取りたかった

  • まさに世界最速のプレーを見せた劉詩ウェン