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世界卓球クアラルンプール大会速報

 「練習会場と試合会場で、感覚が全然違う。今日、試合会場で練習ができて良かったです」。会場練習を終え、石川佳純はそう語った。「(空調で)風がすごいなと思います。照明もロビングを上げられると少しまぶしいし、見づらい。早く慣れていきたい」と伊藤美誠。今回のクアラルンプール大会では、屋内競技の卓球でも「光」や「風」が日本選手を悩ませそうだ。

 メインアリーナに9台のコートを設置する予選リーグでは、日本男女はすべてテレビ東京が撮影用のセッティングをしている第3コートでプレー。コートによる環境の違いがないのは有利な点だが、環境そのものが日本とは大きく違う。明後日、2月29日の北朝鮮戦ではカットのリ・ミョンスン、キム・ソンイと相まみえる日本だが、伊藤は「カットマンとやると、ボールがぶれて飛ぶ時がある」とコメントしている。もちろん、台から離れるカットマンにとってもプレーしにくい環境ではあるわけだが、大いに注意すべき点ではある。

 会場の外は、後ろの荷台にクーラーボックスを積んだアイス売りのおじさんがたくさんいる。蒸し暑く、大きな入道雲が空に躍る光景は日本の夏そのもの。日なたを歩き続けていると、首筋が熱くなってクラクラしてくる。「日本の寒さとのギャップがすごすぎる。昼の太陽の強さがハンパないですね」と石川。練習会場は、空調はあるもののテントのような建物なので、相当に暑い。
  • 日本選手を悩ませる会場の照明は、少々旧式

  • メディア入口そばのプレハブ、その扉には……

  • なんと「ITTF CEO」の文字。空調はあるそうですが……