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世界卓球クアラルンプール大会速報

 10・12・14年大会と3大会連続で決勝に進出し、今大会でも第2シードだったドイツが、グループBでまさかの4位となり、まさかの下位トーナメント(13〜24位決定戦)に回ることになった。ドイツがベスト8に入れないのは、旧西ドイツ時代の85年大会以来、実に31年ぶり。

 グループBはすでにフランスの首位通過が確定。ドイツはグループ最終戦のスウェーデン戦に3ー2で勝ち、スウェーデン、イングランドの2チームと3勝2敗で「三つ巴(どもえ)」になったが、計算によりスウェーデンが2位、イングランドが3位、そしてドイツが4位。ドイツはスウェーデンに3ー1以上で勝たなければならなかったが、3番メンゲルが右シェークフォア表のM.カールソンに0ー3で完敗。1ー2とされた時点で上位への道は閉ざされた。

 さすがに落胆は隠せないドイツベンチ。それでも4番フィルス、5番シュテガーはしっかり声を出して戦い、スウェーデンに3ー2で逆転勝ちしたのはドイツの意地か。オフチャロフが故障で欠場し、ボルも体調不良で帰国するという。「飛車角落ち」で大幅な戦力ダウンとはいえ、ショックの大きな結果となった。

●男子グループB・最終戦
〈ドイツ 3ー2 スウェーデン〉
○シュテガー 10、1、4 Jon.パーソン
 フィルス ー12、ー9、7、ー2 K.カールソン○
 メンゲル ー12、ー12、ー11 M.カールソン○
○フィルス ー9、8、ー15、5、6 Jon.パーソン
○シュテガー 8、ー7、5、ー7、4 K.カールソン
  • スウェーデン戦ラストで勝利したシュテガーと、対戦相手のK.カールソン

  • ロスコフ監督もさすがにガッカリ……