速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

世界卓球クアラルンプール大会速報

●女子決勝トーナメント1回戦
 〈オランダ 3ー2 オーストリア〉
 リー・ジエ ー9、ー2、ー10 リュウ・ジャ○
 リー・ジャオ ー6、ー7、ー3 リ・チャンビン○
○エーラント 10、6、ー10、7 ポルカノバ
○リー・ジャオ 10、7、8 リュウ・ジャ
○リー・ジエ 6、ー5、8、ー6、11 リ・チャンビン

 〈北朝鮮 3ー0 ルーマニア〉
○リ・ミョンスン 9、ー7、7、6 モンテイロ(ドデアン)
○キム・ソンイ 6、6、3 サマラ
○リ・ミギョン ー4、8、ー7、10、3 スッチ

 〈ドイツ 3ー0 韓国〉
○ヴィンター 5、6、ー7、ー2、6 徐孝元
○ゾルヤ 3、9、9 梁夏銀
○イバンチャン 8、3、ー2、11 朴英淑

 女子決勝トーナメント1回戦の3試合が行われ、日本女子の対戦相手を決めるドイツ対韓国の一戦は、ドイツがストレート勝ち。今夜、日本との再戦が実現する。

 ドイツはエースのゾルヤがカット打ちがまだ苦手。そこでトップに出してきた、対カットの秘密兵器がヴィンターだった。女子選手離れした、というより男子選手以上に男性的なスイングから放つパワードライブで、堅固な徐孝元のカットを次々に打ち砕いた。中盤ではやや弱気になり、ひじが上がってスイングが波打ち、ゲームオールに追いつかれたが、最終ゲーム0ー4のビハインドから一気に逆転。0ー4での徐孝元の3球目攻撃の打ちミスが、流れを変えてしまった。

 2番ゾルヤは梁夏銀を寄せつけず、第3ゲーム10ー9のマッチポイントでも、台上から強烈なフォアドライブをフォアクロスに打ち込み、勝利。
 そしてドイツは、昨日福原を破ったジルベライゼンを下げ、カットのイバンチャンを3番に起用した。対する韓国は朴英淑。昨年の世界選手権では徐孝元との同士討ちを制している左腕の朴英淑だが、イバンチャンの変化のあるバックサービスをうまくレシーブできず、プレーを乱されてカット打ちもミスを連発。ドイツの流れにのみ込まれた。恐るべきドイツの勢い、日本は果たしてどんな作戦を立てるのか??

 その他の2試合は、オランダと北朝鮮が勝利。オランダは0ー2からの大逆転。ラストでカットのリー・ジエが、最終ゲーム8ー8で促進ルールに入る大激戦の末に、リ・チャンビンとの帰化選手対決を制した。
  • 大砲ヴィンター、徐孝元を粉砕

  • 留まることを知らないゾルヤの勢い

  • 徐孝元、ゲームオールに持ち込むも敗れる

  • オランダ、歓喜の大逆転勝利