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世界卓球クアラルンプール大会速報

●男子団体準決勝
 〈日本 3ー1 イングランド〉
○水谷 8、9、4 ドリンコール
○吉村 5、ー12、7、ー10、9 ピチフォード
 大島 ー6、ー6、8、ー9 ウォーカー○
○水谷 ー8、ー10、7、10、6 ピチフォード

 4番水谷、第4ゲーム6ー10でマッチポイントを握られてから、6点連取で大逆転!
 最終ゲームは10ー6のマッチポイントで3球目攻撃を決め、手に汗握る激戦に決着。日本男子、77年バーミンガム大会以来、39年ぶりの決勝進出だ!

 長身で非常に手足が長いピチフォードは、やや台から距離を取り、強烈な両ハンドのカウンタードライブを打ち込んできた。第1ゲーム、4ー0からフォアストレートへの3球目パワードライブを決めるなど、ピチフォードが7ー0とスタートダッシュ。水谷が格下相手に、第1ゲーム0ー7とされるのは非常に珍しいことだ。8ー10まで挽回するが、8ー11。第2ゲームも10ー12で落とす。ピチフォードは決定打を徹底して水谷のフォアへ集め、堅守を誇る水谷がなかなか返球できない。

 試合全体を通じて、水谷は台上に浅く浮いたボールの処理に苦しんだ。フォアでのフリックで狙い打てず、ゲームカウント1ー2の第4ゲーム、6ー8からバックハンドで台上を打つも、返球されて6ー9。6ー10でマッチポイントを握られる。水谷、8ー10、9ー10とジリジリ挽回。観客席から「ゴー!ピッチ!」というイングランド女子チームの声援が飛ぶ。
 水谷、ついに10ー10、11ー10。ここでフォアを何度もパワードライブで攻められながら、大きく飛びついて返球し、しのぎにしのぐ水谷、ついにピチフォードの強打にミスが出て、水谷が大きくガッツポーズ!

 最終ゲームも中盤まで競ったが、台上での強打を切り捨てた水谷は、下回転系のサービスから、相手のストップをダブルストップし、ピチフォードの台上のミスが続く。10ー6、最後は3球目攻撃を決めた水谷、ベンチに向かって大きく吠えた!
  • 水谷、最後まで勝利をあきらめなかった!

  • 大・大逆転でピチフォードに勝利

  • 倉嶋監督、万感の抱擁!

  • ピチフォード、詰めの甘さが出たが、本当に強かった