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世界卓球クアラルンプール大会速報

 試合後、記者会見および囲み取材に応じた日本女子チーム。村上恭和監督は意表を突かれた女子決勝での中国のオーダーについて、「オーダーは最悪でした。まさかああいうオーダーで来るとは思わなかった」と語った。
 「愛と丁寧、佳純と劉詩ウェン、美誠と李暁霞を当てたかった。悪いオーダーでしたが、1ゲーム目が勝負でした。久しぶりに中国の本気は引き出せた。相当に日本を警戒したオーダーだったと思う。佳純は成長しているし、美誠も自分の戦いができるのがわかりましたから、リオは楽しみです」(村上恭和監督)

 決勝に出場した1番福原、2番石川、3番伊藤のコメントは下記のとおり。

★福原愛
「今日の1ゲーム目、攻める隙を与えてもらえなかった点を反省しています。メダルを見ながら、今大会の試合で自分が納得した試合が何試合あったのかと思ってしまいました。今までロンドン五輪から続いた銀メダルで、一番悔しい銀メダルじゃないかと思います。このままじゃリオで納得できる試合ができない。日本に帰って修正したい。
 世界選手権で初めてキャプテンを指名されて、キャプテンらしい試合ができたかとおもうとたくさん疑問点も残る。みんなに助けてもらった。リオではこの借りを返せるようにしたい」


★石川佳純
「やっぱり技術の部分というより、気持ちのうえでの攻める部分がたりなかったかな。中国に対しては早い段階での速い攻めが大切で、それはできた部分もあるし、反省する部分もあります。
 3ゲーム目で勝てたとは思わなかったけど、レシーブが少し弱気になった部分はある。9-9で勇気を持って3球目で回り込んだらエッジだった。それはしょうがない。2年間で成長した面はあるけど、勝てた試合だったので良かったとは言えないけど、次のための宿題をもらいました。自信はついたけど、もっともっと対策練習をしなければいけないし、気持ちの部分をもっと鍛えなければいけない」

★伊藤美誠
「中国選手に対して緊張していたらダメなので、思い切って試合はできました。1ゲーム目は自分のミスも少なかったし、丁寧は自分のボールに合わなかったのだと思います。2ゲーム目からしっかり彼女は入れてきた、しかもしっかり回転をかけて入れてきた。そのゲームから無理に打っていった。
 前よりは体力はついたかなと思います。以前はカットマンとやると体力切れしていたのが、それがなくなった。パワーに対しては対応できるけど、回転のあるボールに対してはまだミスが多い。今考えるとあっという間に終わった大会でした。早かった。あっという間に終わった。もっと試合をしたかった」