●女子グループB・第2戦
〈日本 3ー0 ブラジル〉
○石川 ー9、2、5、8 クマハラ
○若宮 9、5、ー6、5 タカハシ
○浜本 9、5、13 グイ・リン
若宮と浜本を起用した日本女子、ふたりがきっちり期待に応え、3ー0で快勝!
「本当は出場する予定はなかったけど、1試合目があまり良くなかったし、会場にも慣れていなかったので2試合目も出ました」というトップの石川。しかし、3球目のフォアハンドでの攻撃にもうひとつ思い切りの良さがなく、クマハラを相手に1ゲームを先取される展開。しかし、第2ゲーム1ー0でロビングを打ちミスして1ー1になってから、かえって吹っ切れた感があった。ここから9点連取で10ー1とすると、3球目でのロングサービスからのフォア強打や、ラリーでの切れ味鋭いフォアハンドが戻ってきた。
若宮はタカハシのバックサービスにややレシーブが不安定だったが、フォアハンドでよく攻め、特にストレートへの攻撃が有効だった。「緊張するのはわかっていたので準備をしていたし、硬くなる時もあったけど乗り切れて良かった」と試合後のコメント。
ベンチから先輩たちも大きな声援を送った「浜ちゃん」こと浜本は、出足はさすがに硬さが見えたが、第2ゲーム9ー5でバックドライブから見事な流しスマッシュを決めるなど、次第に硬さが取れてきた。対戦相手のグイ・リンは12〜13歳でブラジルに渡った選手で、バリバリの中国選手に比べればプレーに厳しさはない。浜本、第3ゲームでマッチポイントを取ってからはレシーブのミスもあったが、堅いバックのブロックで押し切った。