●男子グループC・第2戦
〈日本 1ー1 シンガポール〉
丹羽 ー4、2、ー8、2、ー8 パン・シュエジエ○
○大島 7、ー12、ー10、8、4 ヤン・ツー
吉村 vs. チョウ・ジェユー
丹羽 vs. ヤン・ツー
大島 vs. パン・シュエジエ
エースのガオ・ニンを下げ、サウスポーを3人揃えたシンガポールに、日本は予想外の苦戦を強いられている。
トップ丹羽は、格下のパン・シュエジエにゲームオール8ー11で惜敗。細身の丹羽とぽっちゃり体型のパンだが、強烈な回転のチキータからカウンターを狙うプレーはよく似ていた。第2ゲームは3ー2から8点連取、第4ゲームは4ー2から7点連取と怒涛の連続得点を見せ、ゲームオールとした丹羽だが、第5ゲームは5ー2から5点連取を許し、5ー7とされてそのまま押し切られた。
出足と終盤、丹羽のバックハンドに対して回り込んでのバックストレートとカウンターのバック強打で、丹羽の得意なバック対バックで優位を作らせなかったパンをほめるしかない。
2番大島は、下回転系のサービスが出足から抜群に効いたが、ヤン・ツーのフォアサイドに来るYGサービスにも手を焼く。第3ゲーム10ー8から4点連取で逆点され、第4ゲーム3ー6と非常に厳しい展開だったが、ここから少しでも台から出るサービスはフォアドライブで攻め、6点連取で9ー6と逆転。敗れると日本は一気に苦しくなる試合で、大島の頑張りが光った。