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世界卓球クアラルンプール大会速報

 北朝鮮に圧巻の勝利をおさめた日本女子。試合後、村上恭和監督もさすがに笑顔がのぞいた。「向こうのカット対日本の攻撃の勝負だった。カットのラバーの特性を練習で経験していたので、変化を見て攻め切れた。福原もカットの準備をしていたし、石川も左の選手の準備をしていた」と試合後のミックスゾーンでのコメント。「今までは石川はリ・ミョンスンのツッツキの変化がわからなかったけど、今回はそれがわかった。練習相手に同じラバーを貼ってもらって練習をしてきた。カット攻略がやればやるほど成果が出ることを実感した。でもまた当たる可能性もあるし、安心はしていない」(村上監督)。

 トップで流れを作った石川は、「北朝鮮の選手はいつも男子の選手と練習しているので強いボールには強い。だから、あえてボールに強弱の変化をつけました」とコメントした。

★福原愛・試合後のコメント
「初めて対戦する相手だったので、自分でもサービスがどれだけ効くかわからなかったけど、まずは自分の持っている技術を出し切ろうと思った。その結果として、サービスが効いたり、戦術も効いた。本当にすごく緊張していて、こんなに緊張したのはいつぶりだろうと思ったくらい。
 どういう場面で回ってきても落ち着いてやれるよう準備はしていた。それが1ー0で回ってきたので、この勢いをミマにつなげていきたいと思った。そうすることで、ミマも勝てるんじゃないかなと。本当に一人ひとり、試合に出る選手も出ない選手も支え合いながら戦っている。練習パートナーの方にもたくさん来ていただいて、すごく良い練習をして試合に入れている。チーム全体が緊張感のある中、ベストの練習ができているので、良い結果が出ています」

★伊藤美誠・試合後のコメント
「試合した台は、風向きですごいボールが止まる。私のドライブがすごく止まって、相手もやりづらそうだった。とにかく前陣にいようと思っていました。キム・ソンイ選手は回転のかかったロビングのようなボールが特徴的で、前回はそれをスマッシュでうまく打てなかったから、対策は立ててきた。
 北朝鮮はすごく大変な壁だと思っていたので、うれしいし、ホッとしている部分もありますけど、ここで満足してはいけない。予選のあと2試合、しっかりチームみんなで頑張っていきたい」