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世界卓球クアラルンプール大会速報

●男子グループB・第3戦
〈フランス 3ー1 ドイツ〉
○ゴーズィ 8、6、ー7、ー10、3 メンゲル
○ルベッソン 7、7、8 ボル
 ブロシエ ー5、ー6、ー2 フィルス○
○ゴーズィ 13、ー4、5、ー9、8 ボル

 現地時間の深夜22時を過ぎた会場で、ドイツとフランスが熱戦を展開。第2シードのドイツだが、オフチャロフを欠き、代わりにエントリーしたメンゲルが期待どおりの働きを見せられていない。この試合でもトップでゴーズィに惜敗し、チームに流れを引き寄せることができなかった。

 そして、風邪からの病み上がりであるボルは、ひざの手術のブランクもあり、かなり動きが落ちている。下半身の筋力が落ち、広いスタンスでボールの下に潜り込むような動きから放つ、強烈なスピンのドライブが影を潜めている。ルベッソンとゴーズィに2点を献上するというのは、ベストの状態のボルならば考えにくいことだ。

 ボルとの熱戦を制したゴーズィは、勝利の瞬間に派手なアクションを見せるのかと思いきや、頭を抱えたまましばらく動かなかった。それだけ真剣に欲していた勝利ということだろう。グループBはこれでフランス、そしてスウェーデンが3連勝。ドイツが1位通過できない場合、準々決勝などで日本と当たる可能性も出てくる。
  • ボル越えを果たしたゴーズィは、頭を抱えて動かず

  • そして歓喜をかみしめた

  • ボルは明らかにフットワークが落ちている

  • 傷ついた帝王のプライド。ここからどう奮起するか