今大会、チャンピオンシップディビジョンはメインアリーナで行われるが、セカンドディビジョン以下はテントのような第2会場で行われている。外は真夏の暑さ。放っておくとテント内もものすごい暑さになりそうだが、空調がガンガン効いているので肌寒いくらいだ。
その第2会場で、目に止まったのがイラン女子チームの大応援団。目の前では、サード(第3)ディビジョン・グループKの第4戦、イラン対フィリピン戦が行われていた。2ー0とリードしたイラン、3番は長身のサメット、対するフィリピンは小柄なハードパンチャー・ファドル。
サメットが2ゲームを先取しながら、守りに入ったサメットはあと一本が取れず、最終ゲームにもつれ込む。ここでも何度もマッチポイントを取りながら、あと一本が決めきれないサメット。「あと一本!」と大声援を送るベンチと応援団。その声援に応え、必死のバックブロックで勝利をもぎ取った。ナーバスな心理状態が、手に取るように伝わってきました……。
試合後、ベンチの大応援団と「3、2、1、スマイル!」。「夜の試合を撮影してほしいんだけど、どうしたら予約できるの?」と応援団のオバサマに声をかけられ、説明に少々の時間を要した速報担当・タローでした。