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世界卓球クアラルンプール大会速報

〈日本 2ー1 ドイツ〉
○石川 4、5、5 ジルベライゼン
 福原 ー10、ー3、ー9 ゾルヤ○
○伊藤 10、ー10、7、5 ヴィンター
 石川 vs. ゾルヤ
 福原 vs. ジルベライゼン

 日本女子対ドイツのグループB最終戦、首位決戦は3番を終えて2ー1!
 1番石川が完勝した後、登場した福原がゾルヤの強烈なバックドライブ、そしてストレートにも自在に放つフォアドライブに苦戦。第1ゲーム8ー10から10ー10に追いついたがこれを落とし、第3ゲームも1ー6から7ー6と逆転しながら、ゾルヤに押し切られた。台上のボールを上から狙ってくるゾルヤに対し、得意の前後の緩急を使いにくくなったか。

 3番伊藤は、両ハンドドライブに球威を増したヴィンターの剛球に苦しみながらも、決して悲壮感をみせず、飄々と得点を重ねる。2ゲーム目を落とした第3ゲーム、出足で0ー3としながら8ー3と8連続得点。第4ゲームも2ー4から連続得点で一気に離し、最後は10ー5からバシッと横殴りに叩くフォアスマッシュで打ち抜いた。

 日本のグループBは、現在北朝鮮とチェコが接戦を展開中。北朝鮮がチェコに勝てば、仮に日本がドイツに敗れることがあっても、3者間の計算で日本が1位となる。一方、北朝鮮がチェコに敗れると、ドイツは北朝鮮・チェコと3勝2敗で並び、決勝トーナメント進出が危うくなってくる。目の前の試合に勝つしかないドイツは必死だ。
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