●女子準々決勝
〈中国 3ー0 オランダ〉
○劉詩ウェン ー8、7、7、1 リー・ジャオ
○李暁霞 4、7、ー3、6 エーラント
○丁寧 6、ー7、13、ー9、10 リー・ジエ
日本女子対ドイツ戦の隣のコートで、地元観衆の注目を大いに集めた女子準々決勝のもうひと試合、中国対オランダ。
中国が3ー0で勝利したが、トップのリー・ジャオは第1ゲームの出足で1ー6まで離されてから、壁のようなバックショートとフォアのカウンターで逆転し、第2ゲームも中盤までリード。2番エーラントと李暁霞の、長身選手同士のゴツゴツしたラリー戦も見応えがあった。
そして3番丁寧を追い詰め、拍手喝采を浴びたのがリー・ジエ。台から下がると丁寧の広角ドライブで攻められるため、中盤からかなり台に近い位置で切り下ろすフォアカットを連発。何本でも丁寧のパワードライブを返球し、ミスを誘う。第5ゲーム10ー9とマッチポイントを握り、勝利まであと一歩だった。勇敢な敗者、オランダには惜しみない拍手が送られた。