●男子団体準々決勝
〈日本 3ー1 香港〉
○水谷 11、7、ー10、5 何鈞傑
○吉村 ー6、ー5、11、9、5 黄鎮廷
丹羽 ー5、ー6、ー2 唐鵬○
○水谷 ー9、5、ー11、7、11 黄鎮廷
日本、3番で丹羽が唐鵬に完敗したが、4番で水谷が黄鎮廷をゲームオール13ー11で下し、劇的な勝利で準決勝進出。男子もメダルが確定!
3番丹羽は分が悪い唐鵬に一方的に攻められ、最後まで流れを変えられず。水谷を大の苦手とする唐鵬だが、丹羽には自信を持って強烈なバック表ソフトのバックハンドとフォアのパワードライブを打ち込んできた。
4番水谷は黄鎮廷の自在にコースを打ち分ける裏面ドライブに手を焼き、フォアクロスの打ち合いで押される。第1ゲーム9ー10からレシーブドライブで逆を突かれ、第3ゲームはフォアクロスの打ち合いがオーバーミスとなって落とした。それでも水谷は、しつこくダブルストップで黄鎮廷のフリックミスを誘い、チャンスには果敢な回り込み攻撃を見せ、ゲームオールに持ち込む。
最終ゲーム、4ー6から水谷のサービスミスで4ー7。苦しい水谷。しかし、ここから水谷はサービスを効かせ、台上のフォアフリック強打などで8ー8に並び、10ー9でマッチポイント。台上に浮いたストップを狙い打てず、10ー11と逆転されてマッチポイントを握られたが、12ー11と再逆転。最後はまたも台上フリック強打から、フォアのパワードライブを打ち込み、黄鎮廷のしのぎがネットを越えず!
終わってみれば、エース黄鎮廷から2勝を挙げた日本。黄は団体戦での経験不足ゆえか、詰めのあまさが出た試合内容だった。試合の終盤になるにつれてイージーミスが増えた。