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ジャパンオープン・荻村杯2016

●女子シングルス1回戦
リュウ・ジャ(オーストリア) ー8、5、ー5、9、6、ー7、8 平野
李暁霞(中国) 2、8、4、ー10、6 佐藤

女子シングルス1回戦、オーストリアの試合巧者リュウ・ジャに挑んだ平野は、ゲームオールで惜敗した。速攻だけに頼らず、バックハンドでも緩急をつけてベテランのペースに持ち込ませない工夫が見えた平野。ミドルへの横回転を入れたバックツッツキが効いていたが、試合後に「レシーブでバックハンドに頼りすぎた。もっとフォアハンドでレシーブしていきたかった」と語った。最後はリュウ・ジャが嫌なコースを突くループドライブを連発して、うまく平野のミスを誘った。「自分の調子が良すぎて油断した部分がある。そういう気持ちの部分を変えていかないと、東京オリンピックを目指すのは難しいので、しっかり直していきたい」(平野)。

また、李暁霞に挑んだカットの佐藤は、猛烈な李のパワードライブを押さえ切れなかったが、バックの前陣カットや多彩なコースへの攻撃など、新たな一面も見せた。何よりカットそのものの切れ味が増し、低く深いカットになってきている。「ミキハウスに入社してから週に2回トレーニングに行かせてもらっていて、徹底的に体作りをしています。これまではどうしても手先で入れるカットだったので、土台をしっかり作っている。用具は全く変えていないです」(佐藤)。これからがますます楽しみだ。
  • 平野、勝利まであと一歩だったが…

  • 多彩なプレーを見せてくれた佐藤

  • 李暁霞はブロックやツッツキなど、守備技術も完璧だった