●男子シングルス1回戦
吉村 9、ー8、ー9、ー4、8、3、5 アンデション(スウェーデン)
張継科(中国) ー8、9、7、ー8、6、10 松平健
サムソノフ(ベラルーシ) 3、ー8、ー11、4、6、8 高木和
吉村、スウェーデンの伏兵アンデションに対し、あれよあれよという間にゲームカウント1ー3のビハインド。本人も「ヒヤヒヤして自分の汗か冷や汗かわからなかった」と試合後に語ったが、そう言えるあたりはまだ余裕もあったか。ラリーで待ちを外すのがうまいアンデションに対し、中盤から「縦回転サービスを出して、相手のレシーブが出たら打つ、短ければダブルストップ」というシンプルな作戦に徹した。
松平健太は、今ひとつ動きにキレのない五輪王者・張継科に対し、逆モーションの流しフリックや横下回転ショートから、キレのあるフォアドライブを随所に決めた。張継科のループやツッツキの回転量に押され、「もう少しパワーが増してくれば…」という感があった。高木和は正確な両ハンドでサムソノフと大ラリー戦を展開したが、堅陣は崩しきれず。