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ジャパンオープン・荻村杯2016

●女子シングルス2回戦(ベスト8決定戦)
早田 8、11、ー9、15、8 サマラ(ルーマニア)
丁寧(中国) 7、4、ー10、9、4 伊藤

男女シングルス2回戦がすべて終了。伊藤は4月のリオ五輪アジア大陸予選で勝利した丁寧に1ー4で敗れ、リオ五輪代表の3人がここですべて姿を消した。
一方、早田がサマラとのサウスポー対決を制し、日本勢唯一のベスト8入りを果たした。

伊藤は試合後、「良い試合でした。丁寧選手とは結構ドッコイドッコイになってきたんじゃないかなと思います」とコメント。敗戦にも、悔しさより充実感をにじませた。昨年の対戦では丁寧の回転量に押され、一方的に敗れたが、この1年で6回の対戦を重ね、丁寧のボールに慣れてきた。
 「出足で丁寧選手のミドルを狙いすぎて、そこを懐深く返球された。ミドルを攻めているのに、回り込んでフォアストレートに振られるとか、攻めているはずなのに攻められた。でも、去年よりはすごく競れるようになってきたし、ラリーが続いて良い試合ができている。今大会は攻めるボールは良かった。五輪まではどこかを変えるというより、今持っているものを磨いていきたい」(伊藤)。

サマラとのサウスポー対決を制した早田は、試合後に「すごいうれしいです。丁寧選手と試合をしたかったので思い切って戦いました」とコメント。同じ左シェークドライブ型の丁寧が憧れの選手だと語った。五輪代表選手が相次いで敗れる中、存在をアピールする絶好の舞台になったが、「そういうことは全然考えていない。勝つことに集中しています」とキッパリ。
速く強く振れるフォアドライブの球威、そして確実に先手を取る回転量の多いバックドライブ。「黄金世代」の中で、やや遅れを取っていた感のある大器が、ついに本領を発揮してきたか。
  • 早田、ベスト8に躍進!

  • 伊藤、手応えを残しつつも敗れる。リオ五輪での再戦はあるか

  • 憧れの丁寧が待つ舞台へ、自力で勝ち上がった