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ジャパンオープン・荻村杯2016

●男子シングルス準決勝
樊振東(中国) ー5、ー7、9、9、5、7 張継科(中国)

男子シングルス準決勝の第2試合は、樊振東が0ー2からの逆転で、先輩の張継科を下した。
決勝の対戦カードは、樊振東対許シン!

第1ゲーム、張継科1ー0の場面で、逆を突かれてフォアに飛びつこうとして樊振東が転倒。体を強く打ってしばらく起き上がることができず、「このまま棄権か?」とさえ思われたが、起き上がってプレー続行。しかし、このゲームは張継科が7ー0とスタートダッシュをかけ、第2ゲームも両ハンドの速攻で樊振東を圧倒する。

しかし、樊振東も次第に張継科のスピードに対応する。ライジングをとらえたバックハンドのカウンターで主導権を握り、速くて深いロングサービスを要所で使って、張継科のチキータを封じる。第3ゲームを逆転で奪うと、第4ゲームも5ー8の劣勢から9ー9に追いつき、そこから豪腕チキータを2連発して11ー9。あの張継科がカウンターを2回続けてオーバーミスした。

試合の中盤から、やや集中力を欠いた感のある張継科に対し、樊振東は豪快な両ハンドドライブをビシビシ決めた。第6ゲームは5ー0、8ー2と大きくリードを広げ、最後は10ー7でバックドライブを決めて勝負あり。最近は張継科にやや分の悪かった樊振東だが、見事な勝利を挙げた。
  • 樊振東、パワーボールがうなりをあげた

  • 張継科、快調に2ゲームを先取するも……