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ジャパンオープン・荻村杯2016

●女子シングルス決勝
劉詩ウェン(中国) ー17、7、6、ー8、10、7 丁寧(中国)

期待どおりの激しいラリー戦となった女子シングルス決勝。劉詩ウェンが丁寧を破り、こちらもジャパンオープン初優勝を決めた。

第1ゲームから17ー17までジュースが続き、19ー17で丁寧が先取したこの試合。しかし、劉詩ウェンは第2ゲーム以降、丁寧のフォアサイドを切る非常に厳しいコースへのバックハンドを連発。丁寧の長いリーチのその先をボールが駆け抜ける。
劉詩ウェンがゲームカウント2ー1と逆転し、第4ゲームも序盤でリードして完全にペースを握っていたが、ここで丁寧が高く上げたボールがエッジについてから流れが変わり、6ー6から丁寧が10ー7と逆転、11ー8でゲームカウント2ー2のタイに戻す。

一気に押し切りたかった劉詩ウェン、フォアサイドを切るボールにも対応しはじめた丁寧。ふたりのラリーはますます加速し、隙あらばフォアストレートへのカウンターで相手のフォアを抜きに行く。第5ゲーム、10ー8で劉詩ウェンがゲームポイントをつかみながら、丁寧が10ー10に追いついたが、劉詩ウェンがフォアの打ち合いを制して12ー10で振り切った。フォアドライブの打ち合いになれば、倒れ込んでバランスを崩しながら連打する丁寧より、合理的な打法の劉詩ウェンのほうが連打が効く。

第6ゲームは丁寧が出足で4ー1とリードしたが、劉詩ウェンが5点連取で6ー4と逆転。フォアストレートにバックストレートと、迷わずにフォアの快速カウンタードライブを連発した劉詩ウェン。11ー7でこのゲームを制し、熱戦に決着をつけた。
  • 劉詩ウェンの快速バックハンド、エグいコースでした

  • 丁寧のロビングがエッジ、思わず苦笑い

  • やられた! 厳しいコースを突かれた丁寧

  • 声援に応える劉詩ウェン、しかし笑顔はなかった