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2016世界ジュニア選手権大会速報

●男子団体第2ステージ
〈日本 3ー2 ルーマニア〉
○張本 7、6、ー9、16 シポシュ
○松山 3、ー7、ー7、4、8 プレテア
 龍崎 ー9、ー9、ー11 マノレ○
 張本 ー4、ー8、3、ー6 プレテア○
○松山 3、ー13、ー5、9、9 シポシュ

チェコ戦よりもキツかった……!
日本男子、大・大激戦のルーマニア戦を乗り切り、2連勝でグループ1位通過!

トップ張本が第4ゲームの競り合いを制してシポシュを破り、2番松山がプレテアの威力あるバックドライブに苦しみながら、フォア前へのサービスをうまく使って逆転勝ち。2ー0として楽勝ムードが漂った試合。
しかし、これが世界ジュニアデビューとなる3番龍崎が、プレッシャーからかミスが多く、顔をゆがめる場面も。一発のフォアのパワードライブは決定力が高かったが、相手に下がって粘られた時にミスが出てストレート負け。

ここは「4番張本が決めてくれる!」という展開だったのだが、出足からどうにも動きが硬い張本。プレテアは強打を張本にブロックされても、コースを突いてつなぎ、一発の強打を狙ってくる。張本はつなぎのボールを狙い切れなかった。第3ゲームを取り返したが、第4ゲームは6ー7からプレテアのフォアストレートへのカウンター、さらにYGサービスのミスと続いて6ー9となり、命運尽きた。

ラストは松山対シポシュ。松山、第1ゲームを快調に取り、第2ゲームは0ー5のビハインドから10ー10のジュースとし、ここから2回のゲームポイントを奪うも最後は13ー15。第3ゲームもバックに強打を集められて5ー11で落とす。

しかし、今日の松山は1ー2になってからが強かった。第4ゲーム、7ー7からバックハンドのエッジボールをねじ込み、最後は3球目パワードライブで11ー9。最終ゲームも、シポシュのフォアサイドから出すバックサービスに苦しみ、8ー9と追い込まれながら、9ー9で決死のチキータがネットイン。最後もバックサービスに対し、思い切ってチキータでレシーブし、中陣でのラリー戦でフォアドライブを打ち切った。
エッジやネットインにイラつきながらも、最後まで我慢強く戦ったシポシュは見事だった。しかし、最後に根性を見せたのは松山。苦しい、苦しい一戦を制した。
  • 松山、ラストを締めて今日のヒーローに!

  • 松山を苦しめたシポシュのバックサービス

  • 初陣の龍崎はプレッシャーに苦しんだ。次戦に期待

  • ルーマニアのツインエースのひとり、プレテアは張本を破る

  • 日本男子、ベンチもラスト松山をもり立てた