今大会、ナイジェリア男子チームのベンチに入っているのは、五輪7大会出場のアフリカ卓球界のレジェンド、セグン・トリオラ。現在もベルギーリーグでプレーを続けながら、ジュニア選手たちの指導も行っている。
ITTFアフリカ広報担当で、王国本誌に「オクサンのアフリカリポート」を掲載したこともあるオラレコン・オクサン氏によれば、「今、アフリカで卓球が熱い」という。「アルナが五輪でベスト8に入ったことで、ナイジェリアだけでなく、アフリカ全体で卓球に対する熱が高まっている。卓球をやりたいという人がたくさんいるよ。今大会の代表選手たちに用具やウェアを提供しているのはアルナなんだ。アルナは今フランスリーグでプレーしているけど、来シーズンはドイツのブンデスリーガでプレーするよ」(オクサン氏)。
偉大な先輩たちの存在が、選手たちのプレーを後押しするのか。どの選手もまだ荒削りな部分はあるものの、ナイジェリア勢のプレーには少しずつ自信が芽生えているように見える。アフリカの卓球、これからが楽しみだ。