速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

2016世界ジュニア選手権大会速報

ただ今、現地は12月2日の午前6時45分。現地は毎日良い天気。大会会場であるグランドウエストは、木でできた重い扉を開けて会場の外に出てみると、日本のショッピングモールのような賑やかな雰囲気。サンルーフから陽光が降り注ぎ、とても暖かい。アフリカに来ているんだな、という気分が少し沸いてくる。

しかし、会場の中はというと、冷房が効いていて意外なほど涼しい。用意してきた短パンはスーツケースの中に封印されました。外を歩く分には短パンのほうが良いんですけどね。

昨日の日本男子対ルーマニア戦4番、勝利が期待された張本が相手エースのプレテアに敗れた一戦。この試合について田㔟監督は「少し準備不足でしたね」と語った。「1・2ゲーム目はチキータも入らないし、全然動けなかった。3番の龍崎戦の時、ベンチでぼくの隣で応援していて、『早く次の準備をしろよ』と言っていたんですけど、『まだ大丈夫です』と言ってなかなか準備しなかった。1試合目をやって体は動いていると思うかもしれないけど、冷房で意外なくらい体が冷えているんですよ。明確に指示を出すべきだったし、本人ももう少し自覚を持つべき」(田㔟監督)。

張本選手は体がかなり硬く、田中礼人フィジカルコーチが試合前のアップのメニューをいろいろ工夫しているという。日本チームの試合前のウォーミングアップとクールダウンは、他の国と比べても非常に念入りに行っているが、それでも国際大会では予想外の事態が出てくる。
今大会、シングルス第1シードの張本。周りは年上の選手ばかりとはいえ、思い切ってぶつかってくる。スロースタートは命取りになる。勝利を収めたルーマニア戦で、ひとつ兜の緒を締めて、今後の試合に臨んでもらいたい。
  • 大会初日、会場の一角でクールダウンを行う日本チーム