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2016世界ジュニア選手権大会速報

昨日まで、朝7時45分にホテルから会場へ出ていたシャトルバス(ワゴンみたいなヤツですけど)が、今日から9時に変更。昨夜の会場で「9時半に試合が始まるから9時のバスでは遅い。せめて8時にして」と言ってもダメ。今朝はITTFのタッパーさんが、親切にも臨時のバスを出してくれるよう、ホテルで頼んでくれたが、結局ダメでした。

朝イチのバスに乗るのがITTFのカメラマンであるレミー・グロス、卓球レポート取材班の佐藤さん、そして編集部タローの3人だけなので、足切りされたようです(笑)。試合開始は9時半、会場までバスで20分なので、会場に着いたら大急ぎで取材の準備。ということで、ホテルのロビーから昨日のハイライト。

上写真の2枚は、昨日の第2ステージでの韓国対北朝鮮戦。北朝鮮のハム・ユソンがトップで安宰賢を破り、1勝を挙げたが、韓国はエースの左腕・趙勝敏がパワフルなプレーで2勝し、チームを勝利に導いた。この試合、ベンチが過度にエキサイトすることもなく、試合後は監督も選手も笑顔で握手。韓国の安宰賢と北朝鮮のキム・ソングンはよくお喋りをしている。

中写真左はルーマニア戦でディアコヌとのエース対決を制したミゴ。2年ほど前に日本に卓球留学し、NTCで練習を積んでいた。当時、NTCの卓球場のホワイトボードには、彼女の名前が漢字で書かれていたりしました。マリー・ミゴなので、マリーは「鞠」だった記憶が……。丁寧な球さばきで、グングン強くなるというより、着実に進歩しているという感じ。

中写真右はタイペイの林昀儒。タイペイの男子史上最年少で世界団体代表になったサウスポー。予測能力の高さとバックハンドのうまさは光るが、まだ線が細い。荘智淵の後を継ぐ選手になれるでしょうか。

そして下写真の3枚は、昨日アップダウンの多い1日を過ごしたルーマニアのプレテア。日本戦で張本を下し、おどけてポーズを決めたかと思えば、準々決勝進出がかかったチェコ戦ではサービスの判定に腹を立てて審判に喰ってかかったり、ベンチの後ろで観戦している地元の会場係が気にくわないと移動させたり……。一番下の写真は、会場係の人たちに「ごめんネ」と謝るチームメイトのマノレ。
しかし、ルーマニアはこのチェコ戦4番で、プレテアがポランスキーに0ー2から逆転勝ち。3ー2で接戦を制し、2位で準々決勝進出を決めた。日本、もしルーマニアに敗れていたら、このルーマニア対チェコ戦もヒヤヒヤしながら見守ることになっていた。松山の頑張りは大きかった。