速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

2016世界ジュニア選手権大会速報

●男子団体準々決勝
 〈日本 3ー0 北朝鮮〉
○松山 11、ー8、6、ー4、8 ハム・ユソン
○張本 7、10、6 キム・ソングン
○木造 5、8、12 キム・ソンイル

男子団体準々決勝、日本は難敵と思われた北朝鮮にストレート勝ち!

トップ松山がハム・ユソンをゲームオールで下し、チームに流れを呼び込んだこの試合。試合後、田㔟監督が「3ー2が好きなのかわからないですが(笑)」と語ったとおり、これで4試合連続でゲームオールの接戦を制している。対戦相手のハム・ユソンはチキータも時折使うが、基本的にストップからフットワークを使ってフォアドライブというクラシックなスタイル。フォアドライブには安定感があったが、最後はこちらもフォア主戦の松山がチキータや前陣でのバックハンドをうまく使い、競り勝った。

2番張本は、ペンドライブ型のキム・ソングンにストレート勝ち。長身のキム・ソングンは一発の威力はあるが、試合運びやサービスのコース配分などはまだまだ未熟な印象。張本の連続ブロックを打ち抜けなかった。

そして3番には、昨日のチェコ戦で2点を落とし、ルーマニア戦ではオーダーから外れた木造。ゲームカウント2ー0の第3ゲーム、8ー10から10ー10に追いついた時点で、状況は逆転負けを喫したチェコ戦トップのクロス戦と同じ。「ここで乗り切らなかったらいつ乗り切るんだ、ここで3ー0で勝つしかないと思っていました」と試合後に語った。
チームメイトが声を出して戦う中、ベンチでの表情は硬く、まだ緊張の色が隠せなかった木造。「昨日の試合が終わって、もう忘れたくても忘れられなくて、こうやって3番で3ー0で勝つことができたけど、本当に試合前は緊張しました。不安しかなかったんですけど、3ー0で勝てたことで次からもっと楽にできると思います」とコメント。ボールになかなか慣れられないでいたが、昨夜と今朝、ボールに慣れることだけを意識して練習し、調整したという。「台やボールにナーバスになってしまうところは、もっと直していかないといけない」(木造)。

さあニッポン、男子もこれでようやく勢いがついてきた。日本男子は今夜、現地時間20時(日本時間12月3日午前3時)からチャイニーズタイペイと対戦する。もうちょっと早くやってもらえないですかね……。
  • 木造、ここから大爆発、お願いします!

  • 自分の力を出し切っている松山。トップを制してこのガッツポーズ

  • 張本に敗れたキム・ソングン

  • 木造、安堵をにじませた勝利の瞬間