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2016世界ジュニア選手権大会速報

●男子団体準決勝
〈韓国 3ー2 中国〉
○趙勝敏 8、9、ー5、8 于何一
 安宰賢 ー7、ー11、ー3 徐海東○
 金大宇 ー6、ー7、ー5 徐英彬○
○趙勝敏 6、ー7、7、7 徐海東
○安宰賢 9、ー2、10、8 于何一

男子団体準決勝のもうひと試合、なんと韓国が中国を破り、決勝に勝ち上がった!

韓国はエースの左腕・趙勝敏が、巧みなサービスとコースの読みにくい両ハンドを武器に2得点の活躍。4番の徐海東とのエース対決でも勝利を収め、5番安宰賢につないだ。安は台から下がりすぎて2ゲーム目を落としたものの、プレッシャーからミスが増えた于何一に対して時に粘り強くしのぎ、時に前陣で強気に攻めて押し切った。

試合後、笑顔があふれる韓国ベンチの隣で、落胆を隠せなかった于何一。中国選手にとって「団体戦」と「対外試合」での敗戦は、ジュニア選手とはいえ大きなマイナス査定。シングルスで巻き返すしかないだろう。ただ、ベンチに入った劉国正監督の態度はサバサバとしたもの。今大会のチーム力を冷静に受け止めていたのではないか。

殊勲の星をあげた安宰賢は「9月のアジアジュニア選手権で初めて中国に勝つことができて、中国にも勝てるという自信がついてきた。試合前、ぼくたちには中国に勝つだけの力があることはわかっていた」とコメント。アジアジュニア選手権の男子団体決勝の中国戦で、安宰賢は2番で于何一を3ー1で破り、ラストでは準決勝には出場しなかった楊碩をゲームオール18ー16という大激戦の末に破っていた。アジアジュニアあってこその今回の結果だった。

「日本との決勝はタフなものになると思うし、勝つためにこれまで以上にしっかり準備をしなければならない。でも僕たちは中国戦と同様、頂点に立つためにベストを尽くすよ」(安宰賢)。決勝は中国との対戦を予想していた日本、これからどう対策を立てるか。
  • 風格すら感じられる趙勝敏のプレー。相手に待ちを絞らせない

  • 4番のエース対決に敗れた中国の徐海東

  • 安宰賢、ラストでの勝負強さを見せた

  • 準決勝後、茫然自失の于何一

  • 歴史を作ったコリアンボーイズ