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2016世界ジュニア選手権大会速報

多くの人が中国の決勝進出を予想する仲、韓国が決勝へと勝ち上がってきた男子団体。ともに大接戦とはいえ、アジアジュニア・世界ジュニアと2大会続けて中国を破った韓国の実力は本物だ。

決勝を前に、田㔟邦史監督が語る韓国のキーパーソンはやはり趙勝敏。「最近ワールドツアーにもよく出ていて、大島がやられているし、何年か前に丹羽も負けたことがある。パワーだけではなく、サービス・レシーブなどの細かい部分も安定していて、それが中国に勝てる原動力のひとつになっている」(田㔟監督)。この趙勝敏の2点起用は決定的で、ラストに配されるのは、中国に勝った2試合でいずれもラストの大役を担った安宰賢だろう。

「安宰賢はフォアハンドが強いのはわかっているので、うまくサービス・レシーブで崩して、バックサイドを突いていきたい。フォアハンドのチャンスは見逃さないタイプなので、サービス・レシーブでできるだけ先に仕掛けて、チャンスボールを与えないことが大事ですね。もちろん3番も必勝です。たぶん右の金大宇が出てくるでしょう。そこは絶対とらなきゃいけない。

オーダーはほぼ決まっているし、思い切ってやるだけですね。相手が中国でも韓国でも、勝って優勝したいという思いは、ぼくも選手も同じ。相手が変わってもそれほど変化はないです。一戦目から危ない試合を乗り切ってきていますから(笑)、決勝も一つずつ勝っていきたいですね」(田㔟監督)

写真左は試合後の張本にアドバイスを与える田㔟監督、右は団体決勝を前に練習する木造。これから混合ダブルス1・2回戦が控えている