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2016世界ジュニア選手権大会速報

●男子シングルス予選リーグ
松山 ー11、3、4、3、7 ブベン(チェコ)
キム・ソンイル(北朝鮮) 11、7、6、ー9、ー6、ー6、5 松山

男女団体決勝の興奮から一夜明け、男女シングルスの予選リーグが行われる大会第5日目。日本勢では唯一、団体戦のヒーローである松山祐季が登場。初戦でチェコのブベンを4ー1で下したが、第2戦でキム・ソンイル(北朝鮮)にゲームカウント0ー3から3ー3に追いつきながらも惜敗。第3試合で、キム・ソンイルがブベンに敗れると松山にも1位通過のチャンスがあったが、キム・ソンイルがブベンを4ー2で下した。松山は2位通過でトーナメントへ進む。

男子団体準々決勝の日本戦では3番で木造にストレートで敗れたキム・ソンイル。松山は第1ゲーム10ー8から逆転を許し、いきなり3ゲームを連取される。バックブロックが非常に堅いキムに対し、バッククロスのラリーが多くなったが、もうひとつフォアで狙っていけなかった。4ゲーム目に9ー5から9ー9と追いつかれながらも、緩急をつけた攻めで1ゲームを返し、最終ゲームまで持ち込んだが、最後は緊張もあったのか出足で大きく離された。最後はキム・ソンイルが10ー5のマッチポイントで、ここまでほとんど見せていないフォアへのフォアフリックで打ち抜いた。

試合後、ベンチに入った田㔟監督から厳しい口調でアドバイスを受けた松山。今回の世界ジュニアに出てくる中国や北朝鮮の選手は世界ランキングを持っていない選手が多く、予選リーグからの出場。同じリーグに入った選手は厳しい戦いを強いられることになる。松山も十分に勝機はあったとはいえ、ハードな組み合わせだった。