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2016世界ジュニア選手権大会速報

●男子シングルス1回戦
張本 5、ー9、3、4、ー7、5 ピエラルト(ベルギー)
木造 8、4、4、ー4、7 クロス(チェコ)
于何一(中国) ー8、6、6、4、ー7、5 松山
龍崎 ー6、6、8、8、6 イヴォニン(ロシア)

男子シングルス1回戦、日本勢は張本、木造、龍崎が初戦を突破したが、昨日の予選リーグ2位通過のために于何一(中国)との対戦になった松山は2ー4で敗れた。

「世界ジュニアに来たからには中国選手に勝てないと話にならない。先に当たるか、後で当たるかの問題で、ドローが決まった時にはこれに勝てばいけるぞとポジティブに考えていた」という松山。「相手はブロックから入るタイプなので、ミドルを攻めて大きい展開に持って行く」という作戦で第1ゲームを先取したが、第2ゲーム以降はうまくコースを散らされ、台から下げられた。
「中国選手相手に下がってしまうとチャンスがないですね。ただ、負けたけれど、もうちょっと技術的に差があると思っていた部分が、実際に試合をするとそうではなかった。『ここを変えればもっと勝てる、もっと自信が持てる』という、勝つ要素が見えてきた。今までにないくらいの経験ができたと思います。まだダブルス種目があるので、必死で頑張ってきます」(松山)

木造は団体戦で敗れたクロスにきっちりリベンジ。「ドローを見た時は正直ビックリしましたけど、こんなチャンスないなと思った。負けた相手にこの大会でリベンジするチャンスがある。最初から勝ちにいきました」とたくましい所を見せてくれた。シングルス2試合目の龍崎は、世界ジュニアでの初勝利に、開口一番「いやあ、噛みしめましたね……」とコメント。まだミスが多く、試合勘も戻っていないというが、団体戦の決勝トーナメントで出場機会がなかった悔しさをここから晴らしていく。

そして張本は、ベルギーのピエラルトに苦戦。第5ゲームを落として2ー3とされ、「次を取られたら負けそうだと思って、全力でやりました」と第1シードらしからぬ(?)コメント。相手が下がって粘ってきた時になかなか打ち抜けず、相手がフォアサイドに逆襲してきたボールをバックハンドで処理しようとしてミスをする場面が目立つ。フォアサイドの処理は今後の課題だろう。「明日は1回勝ったら次に中国選手と当たる。団体では中国とやっていないので、中国選手に当たったら勝てるようにしっかり準備したい」(張本)
  • 松山、于何一に善戦するも敗れる

  • 龍崎は歓喜の1勝

  • 于何一に観客席から声援を送るチームメイトたち