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2016世界ジュニア選手権大会速報

●女子シングルス1回戦
平野 3、11、8、8 ハヨク(ドイツ)
加藤 4、3、4、4 アイビー・リャオ(カナダ)
早田 5、10、5、7 クラクスケン(トルコ)
伊藤 8、8、ー10、6、4 ロイエン(ベルギー)

女子シングルス1回戦が終了。日本の4選手は、伊藤がロイエン相手に1ゲームを落としたのみと、順当な勝ち上がりを見せた。

女子団体決勝トップで敗れた平野は、ハヨクにストレートで勝利したものの、相手を防戦一方に追い込むような、本来の両ハンド連打はまだ出ていない。対戦相手のイチかバチかというブロック、カウンターの前に連打のミスが目立つ。「世界ジュニアはきれいなボールの選手が少ない。中国スーパーリーグにいって帰ってきて、今大会では全然ボールが違うので、そこが大変でした。中国では強いボールしかこないし、ずっと格上とたくさん試合をやってきたけど、今回は違う。そこも良い経験になると思うし、思い切ってできたらいいなと思います」(平野)。

カナダのアイビー・リャオを下した加藤は、持ち味であるバックハンドの安定した攻守で、リャオの攻撃を封じた。「昨日はサービスからの3球目、ストップからの4球目などの練習がたくさんできて、しっかり調整してきたので良いプレーができました」(加藤)。「世界ジュニアでの金メダルは光栄に思います」と団体戦を振り返りながら、「団体戦であまり試合ができなかったぶん、個人戦の3種目で頑張りたいです」と上位進出を誓った。

フォアハンドの打球点の幅が広く、攻撃力が高い早田は、今までの大会を通じても安定したパフォーマンスを見せている。伊藤は自分のミスに顔をしかめる場面もあるが、勝負所ではアップ系を交えた変化の大きいサービスで、一気に得点。それを温存しながら、様々な技術のボールタッチ、台の弾みなどを測っている感もある。「ベスト4決定までは中国選手とは当たらないけど、明日は韓国のカットマン(金裕珍)が相手で、3回試合をして1回は競ったこともあるので、まずそこを勝って一戦ずつ頑張っていきたいです」(伊藤)。
  • 平野、スーパーリーグからの転戦は難しさもあるが、実力差を見せる

  • 実に多彩な、伊藤のバック表ソフトの攻守

  • 平野と対戦したハヨクは、珍しいフォア表ソフトの選手