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2016世界ジュニア選手権大会速報

●女子シングルス準決勝
石洵瑶(中国) ー6、8、10、ー8、9、7 加藤

日本女子、最後のひとりとなった加藤は準決勝で石洵瑶に敗れ、銅メダル。

チキータとは逆の回転になる、加藤独特の流すようなバックの「ミユータ」、しゃがみ込みサービスなどに石洵瑶のミスが出て、第1ゲームを幸先良く先制した加藤。第2ゲームも5ー2とリードを奪ったが、石洵瑶はバック対バックでの展開は不利とみて、ミドルを混ぜた細かいコース変更で加藤を揺さぶる。

ともにバックハンド主戦の両選手、緩急のうまさでは加藤、コースの打ち分けでは石洵瑶という印象。お互いにバック深くへの切れたツッツキを混ぜながら、優位な展開に持ち込もうとしたが、次第に加藤のミスが多くなった。第5ゲーム、9ー10で勝負をかけたフォア前のミユータがオーバーミス。第6ゲームは出足から離され、リードを保たれた。

「相手はやりづらかったです。台から距離を取ってきたり、コースも散らしてきたので、きれいなバック対バックの展開にあまりならなかった。バック対バックにしないようにミドルやフォアをうまく突いてきた」と試合後の加藤。「レシーブで何度もあまいツッツキをしてしまったので、そこが一番ダメだったと思います」。

決勝進出はならなかったが、劉煒珊を破り、この石洵瑶とも互角の勝負をした加藤。収穫の多い大会となった「シングルスでは優勝を目指していたんですけど、ここまで来られたことは結構頑張ったんじゃないかなと思います。ダブルスは絶対に優勝したいです」(加藤)
  • 加藤のしゃがみ込みサービス。序盤は相当効いていた

  • ポーカーフェイス、マイペースの石洵瑶