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平成28年度全日本選手権速報

 開会式後、女子ディフェンディングチャンピオンの石川佳純とともに記者会見に臨んだ水谷隼。現在、男子シングルスで3連覇中だが「過去に5連覇しているので、連覇へのプレッシャーはない。9回目の優勝という新記録に対しては少しプレッシャーがあるけど、この1カ月、やるべきことはすべてやってきたし、悔いのない大会にしたい」とコメントした。「この大会が始まって、他の選手のみんなとも会って、改めて自分が一番になりたいと思ったし、一番であるべきだと思います」という言葉に王者の自負がにじむ。

 そんな水谷がわずかに不安をのぞかせたのは統一球。「今回初の統一球の開催になったのはうれしいけど、ぼくは『スリースターボールG40+』(バタフライ)で試合をしたことが一度もない。日本リーグではずっと使っているし、初戦や次のラウンドでやられるかもという危機感はあります。逆にそこを乗り越えれば、波に乗っていける」(水谷)。全日本がブラボール使用になった初めての大会、平成26年度大会で水谷は、笠原弘光(協和発酵キリン)に敗戦の瀬戸際まで追い詰められている。しかし、同じ失敗を繰り返すようなことはないだろう。