3連覇を狙う石川佳純は、中学・高校の2学年後輩である成本に2ゲームを連取されたが、中盤から相手のバックやミドルへのツッツキを送って打たせ、ラリーからチャンスボールを強打。フォアサイドからクロス・ストレートに打つパワードライブも冴えて、逆転勝ちを決めた。
「あまり作戦は考えていなかった。中高の先輩で2学年上ですけど、今まで試合で当たったことはない。私が異質なので、最初は石川さんが引っかかってくれたけど、だんだん粘られて私のミスが増えた。最初はバックに来ていたレシーブがフォアミドルに来るようになって、そこをもっとフォアで攻めていけばよかった。バックハンドでのレシーブになってしまった」(成本)