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平成28年度全日本選手権速報

 2014年の世界選手権日本代表の塩野真人(東京アート)が最後のシングルスを終えた。相手はカット打ちに定評のある上田仁(協和発酵キリン)。4-1で上田が勝ち、二人は握手しながら涙した。
 
 試合後は上田が塩野以上に感涙にむせんだ。
 塩野は父がベンチに入り、最後の試合を見守ってもらった。
「ダブルスがまだあるので気持ちを切らさずにやっていきます。今は本当にやりきった感じです。今のぼくの力は出せたかなと思います。相手が一枚も二枚も上でした。終わった瞬間、(ウルウル)来ましたね。勝つことが選手の仕事だけど、過去を振り返る自分もいて、複雑でしたね。
 (お父さんがベンチに入った)結婚式のスピーチで全日本のベンチに入ってほしいと言ったので(笑)、ずっと見てもらった父なので、最後は近くで見てほしかった」

●男子シングルス5回戦(ランク決定戦)
上田仁(協和発酵キリン) 6、-11、8、4、4 塩野真人(東京アート)