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平成28年度全日本選手権速報

●男子シングルス5回戦
龍崎(JOCエリートアカデミー/帝京高) 5、ー5、9、4、4 張一博(東京アート)

男子シングルス5回戦、ノーシードで1回戦から勝ち上がってきた龍崎東寅が、昨年2位の張一博(東京アート)を4ー1で破った。今や「怪物」といえば中1の張本だが、この龍崎も小学生時代には全日本ホープス・カブ・バンビの各年代で優勝した元祖「怪物」だ。
初の代表入りを果たした昨年12月の世界ジュニアでは、団体戦で1試合のみの起用にとどまり、シングルスでは2回戦敗退。ダブルスでは準優勝したものの、不本意な成績に終わったが、その悔しさをこの全日本にぶつけ、3回戦で田添健(専修大)、4回戦では全日学2位の滝澤(明治大)を撃破。チキータからの強烈なフォアドライブが火を噴いた。JNT関係者からの呼び名は「龍ちゃん」、続く6回戦では松平賢二(協和発酵キリン)と対戦する。見応えある打撃戦になりそうだ。

「ランク入りは目標にしていたんですけど、一戦一戦全力で戦っていく意識がランクにつながったのかなと思います。張さんとは中3の時に全日本でやっていて、1ー4で全然かなわなかったけど、今回はチャンスがあると思っていました。挑戦者として、1球目から声を出して、チキータで先手を取る攻めのプレーができました。世界ジュニアではシングルスですごい悔しい思いをしたので、そのぶん全日本でしっかり勝ちたかった。ここまで来たからには、シングルスでメダルを獲れるように頑張りたい」(龍崎)。
  • ランク入りを決めコーチと喜ぶ龍崎