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平成28年度全日本選手権速報

 女子シングルス6回戦がスタート。「黄金世代」の選手たちが次々に敗れる中で、平野美宇は前田美優をストレートで下し、準々決勝進出。2年前の全日本では準々決勝で対戦し、4ー1で前田が勝利していたが、今回は平野の圧勝に終わった。

「自分が何をやってもすごい強打が来て、何もできなかった試合でした。バックサイドへのツッツキが来て、それを持ち上げたのを狙われると思っていたけど、ツッツキが予想以上に切れていて、ドライブでも全然持ち上がらなかった。相手のバックハンドが一本も取れなくて、すごく悔しかったです」(前田)。左利きの選手との対戦では、どちらがより厳しくフォアサイドを攻めるかが勝負のポイント。平野の緩急自在のバックハンドの攻めと、回り込んでのバッククロスのフォアドライブが前田を封じた。
 
 一方、勝利した平野美宇は自分のプレーに満足した様子で記者会見場に入ってきた。「2試合ともとても良い試合ができて良かったです。相手は異質でやりにくいラバーを使っていたけど、それを苦にせず対応できました。前田さんには以前負けていたので、今回勝てて自信になりました。明日からさらに強い選手が出場してくると思いますが、全日本で絶対に優勝するんだという気持ちでやってきているので、明日はまず1回勝って、それから決勝までいきたい」と語った。

●女子シングルス6回戦
平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園) 4、3、6、6 前田美優(日本生命) 
  • ストレートで前田を退けた平野

  • 前田はシングルスはベスト16止まり