2年前の準優勝者、シチズンの神巧也がリオ五輪メダリストの吉村真晴に勝利。
調整不足を心配されていた吉村だが、今日はジンタクをほめるしかないだろう。最初から攻めて攻めて攻めまくった試合を見せた。
「真晴は背負うものがすごく大きいのかなと。ぼくはただただ思い切ってやるだけでした。叫び声はいつもです(笑)。最後は感極まって・・ときどきサイレントになります(笑)。今まで何度もやっている相手なので、どんなサービスを出すのかもわかっている。欲張るとよい結果にならないので、1戦1戦、1本1本頑張るしかない。
2年前もノーシードから勝ち上がってテンションも高かったけど、今回はその経験もあるから落ち着いて戦えました。左手につけているのは弊社の時計でございます(笑)。おしゃれです。ただ試合中は時計を見る余裕がありません(笑)。今日のはダイバーウォッチなんですが、プレッシャーに耐えられる時計です(笑)。
総合的な力は真晴が上だと思うけど、持ち味のフォアハンドを使って、逃げないで勝負することを心がけた。3ゲーム目を落としたけども、その時にボールの距離感とかをつかんだ感じがします。
試合前はいつもミスチルを聞いています。『スターティングオーバー』や『光のアトリエ』を聞いています」
何とも楽しいジンタクの会見。独特のユーモアで記者を沸かせた。
●男子シングルス6回戦
神巧也(シチズン時計) 8、8、-10、3、-5、6 吉村真晴(名古屋ダイハツ)