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平成28年度全日本選手権速報

 吉田海偉(Global Athlete Project)は35歳という年齢を感じさせない豪打を連発して、御内健太郎(シチズン)に快勝した。昨年欠場している吉田にとって、2年ぶりのベスト8入り。もし準々決勝で勝つと、3年ぶりのベスト4となる。

「さっきと同じで楽しいしかないですね。苦しい試合になると思っていたし、簡単に勝てないとは思っていた。最近カットは打っていないけど、Gボールだからカットがあまり切れないし、浅いですね。
 明日はノープレッシャーで思い切ってやります。(準々決勝で対戦する)龍崎はいつもトレセンで練習をしているので良い試合ができるように頑張ります」(吉田)

敗れた御内は「吉田さんと戦うなら攻撃を7割にしないと勝てないと思って、最初から打っていきました。前回対戦した時に時にカットを入れるとそれを狙われてしまったので、自分が攻撃型と思ってやりました。
 ボールが変わってカット型が不利と言われるけど、もっと守備範囲を広くすれば、不利が有利に変わることもあるので、カットの質を高めて、返すボールを一球でも多くすることを目標に高めていきたい。結果としてはランク入りできましたが、以前一度入っているし、16じゃ物足りない。さらに上を目指さないといけない。新しい卓球場もできて、会社も期待してくれているし、勝たないと応援してくれなくなると思うので、勝負の年だと思っています」とコメント。大砲吉田の強打と互角に渡り合った御内。オールラウンダーとしてさらなる成長を期待したい。

●男子シングルス6回戦
吉田海偉(Global Athlete Project) 6、8、-11、9、6 御内健太郎(シチズン時計)
  • 2年ぶりのベスト8入りを果たした吉田

  • 吉田に敗れた御内